明るい社交不安障害日記

社交不安障害について明るく病状説明する日記です。

明るい社交不安障害日記⑯「理由付け」

『承認欲求』という言葉がある。


元々はマズローの心理学の
認めて欲しくてしょうが無い。
許容して欲しくてしょうが無い。

 

 

・・・“甘え”と呼ばれてもしょうが無い?

 

 

社交不安障害になってから人間の三大欲求が全て機能しなくなった時期があった。
・眠れない
・食べられない
・性欲なんざ湧いてこない

 

その頃は多分見栄だけで生きていたんじゃなかろうか。
水と空気と朝の始業チャイム

 

ぶっちゃけそのまま生きて行けると思った。
なんだかんだ不自由はしなかったし,物も欲しくなくなり,
10kg程痩せたお陰で今まで着られた洋服がぶかぶかで欲しいサイズが無くなった。

 

 

その後,医者にかかってご飯が食べられるようになった。
吐き気を催さずに物が食べられる事に偉く感動したのを覚えて居る。

『良く食べたねぇ。偉い。』

 

 

母親から”食べただけ”で褒められた。

仕事に行くのは褒められないのに,ご飯を食べただけで褒められた。

嬉しい以上にどこか虚しかった。

 

 

ご飯を食べるという当たり前のことでさえ,
母親が褒めるという行動にでるほど難しい事になっていた。

 

仕事<食欲

 

褒めの不等号に自分の中の順序が多少狂った気がした。
仕事に行くのは”当たり前”。
ご飯を食べるのは”偉い”こと。

 

 

そのお陰で(というかその所為で)自分はガンガン仕事に身を置くようになった。
“当たり前”の事をしなければ“偉い事”が出来ない。

 

 

未だに仕事が出来ない日は食欲が出ない。

 

社交不安障害になってから毎週家に帰るようになった。
『果物いる?』
「うん。」
『よし,よく食べて偉い。』
母親のご飯をほおばりながらちょっと思う。

食べるために仕事をしているのか、仕事をするために食べているのか・・・

卵が先かみたいな話になったが世の中そんなものだろう。